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本硏究は芥川竜之介の「羅生門」に現われた背景、特に羅生門という空間の中で門の下と梯子と門の上という三つ構造を探ることによって、これから彼の文学創作における神話的な空間をうかがってみることにする。まず、ここで注目したいのは梯子という空間であるが、主人公下人が梯子を登って門の下から門の上へいく過程の中で神話的な構造がうかがえる。具体的に言えば、下人が梯子を登って門の下→梯子→門の上へいく行動 こそ‘通過儀礼’であり、同時に、現在の空間から異空間へいく過程の中で下人を神話的な英雄として誕生させているのである。このような「羅生門」に現われた垂直的な空間構造、梯子の象徵的な意味を他の作品と比較してみることもできよう。エリアーデが指摘したように梯子は日常的、世俗的な空間から非日常的、超越的な空間へ行く通過儀礼として試鍊の過程とも言えよう。そして、この梯子の象徵性は単に「羅生門」だけではなく、芥川の他の作品の中でも階段、木、蜘蛛の糸、綱、人工の翼のような変形された姿として現われている。したがって、各々の作品に登場する主人公はこのような梯子の通過儀礼を経て、たどりついた異空間で神的な存在(超越者、もしくは絶対者)によって奇績を経験することができる。しかし、下人の場合、彼が辿り着いた門の上が聖なる世界ではなく、日常世界より劣る地獄的な世界であったことを認識した時、その律背反的な事實からまた梯子を登っていかなければならない反復(門の下→梯子→門の上→梯子→新しい認識の門の下)という必然的な様相が現われている。そして、このような反復と循環の必然性こそ、主人公に非時間性、脫時間性という神話的な特徵とともに、神話的な英雄が誕生するのである。そういう意味で「羅生門」に登場する下人は、もしかするとこの作品は始まる以前から、長い間このような梯子という通過儀礼を反復·伝承してきており、作品が終わった後にも他の作品に再生と循環され、過去から未来へと繋がっていく神話的な性格を持っているのであろうと言わざるをえない。