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本研究では、日本語学習者にとっては発話内容が「丁寧さに欠けている」という印象を母語話者に与えないことが重要であると考え、本語学習者のスピーチレベルシフトについて、どのようなスピーチレベルシフトが丁寧さに関して適切、あるいは不適切であると日本語母語話者に判断されるのかという視点から分析を行う。上級日本語学習者と親しい目上との接触場面の会話において、適切であると感じられる普通体へのスピーチレベルシフトについて、分析、考察した結果、(1)独話的発話、(2)発話時の心情の直接表出、(3)相手の質問·確認に対する名詞での返答、(4)相手の発話の一部の繰り返し、(5)ストーリーテリング、(6)話し手あるいは登場人物の物語中の過去の発話の直接引用、(7)物語中の過去の心情の直接表出、(8)語彙の確認、の8種類が観察された。うち、(1)~(5)は先行研究で指摘されているスピーチレベルシフトと同様の使用であり、本データ中の需給日本語学習者の使用でも適切であると判断された。(6)(7)(8)は、日本語学習者のスピーチレベルシフトを研究した陳(2004)でも指摘されているものの、丁寧さに関する観点からは述べられていなかったが、本研究の分析結果から、それらは日本語母語話者の丁寧さに関する適切性判断では適切であると判断されることが明らかになった。