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本稿は、基本的には文明開化、東京、そして庶民の相関関係を意識の次元で考察することを前提に、その歴史的根拠を文学テキストを含めた文献学的解釈を通して接近するという問題意識から出発した。つまり、文明開花期の思想的流れとこれを先導する明治国家の近代化政策らが歴史的変革期の庶民たちの‘心情的世界’に及ぼした影響とその結果を、二分法的視角や図式化された枠組みから分析する方法よりは、‘心象地理’という庶民意識の‘連続性’の観点に立脚して‘文明開化’の時代像を究明し、またそれに基づいて当該の庶民の心情の歴史性と文明開化の時代史的意味を検証することに一次的な目標をおいてある。そしてその延長線上で近代日本の文明開化を象徴する都市として名を揚げた‘東京’を中心に、東京の文明開化の様相とその中で新しい生活を営み始めた庶民の心情的世界に表れた東京表象の実態、そしてそれが持っている歴史的意味などを総合的に検討しようとする。