초록 close

谷崎潤一郎の「春琴抄」における聴覚表現を分析することによって従来の佐助、春琴のラブストーリーといった捉え方ではなく、音の世界を通して芸術世界の完成を目指すといった一種の求道的物語の側面を指摘することが出来る。そして小説内に登場する「音」に関するアイテムを通して日本文化の伝統性が指摘できる。さらにこれら音の世界から導き出された「人工美」は谷崎の芸術観を示す重要なキーワードになりうるものである。