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近世イベントから現代メデイアイベントとしての朝鮮通信使硏究 - 岡山縣を中心に- ‐ 本論文では、日本における朝鮮通信使の問題を<メデイアイベント>と<地域の振興>という側面から考察した。具体的な方法としては朝鮮通信使がメデイアイベント化された時代的な背景と、朝鮮通信使の硏究が近世イベントから現代イベントとして変化していくなかで日本人が通信使の問題を自らの伝統文化ないし地域文化とどのように折衝しながら現在まで変化・發展してきたのかについて檢討した。特に岡山縣の牛窓町に伝われている唐子踊りと唐人行列、唐人人形を中心に、朝鮮通信使が近世イベントから現代イベントへ変化していく過程で現れた日本文化の一面を探ってみた。 その結果、朝鮮通信使の問題がメデイアイベント化された背景を三つあげることができた。つまり、歷史博物館・美術館と地域社會との係わりや、生涯學習と自治体講座の影響、そして1980年代から日本でおきた<地方化>・<町づくり>運動と關連した<朝鮮通信使緣地連絡協議會>の發足である。 また、唐子踊りと唐人行列は現在も日本の各地域で行われているが、これらは各地域の祭りや神社の祭礼形式に導入され神を喜ばせる機能と災害と病魔を追い出して平和に暮らそうとする民間信仰と融合しながら今まで演出・持續しているのである。つまり、他文化を自らの地域社會や神社を通じて民間信仰と關連させながら<異國文化>を日本の伝統文化の中に吸收し現在まで継承しているのである。 さて、近世日本における朝鮮通信使の行列は幕府と將軍の權威や武威を見せるため演出されたものであったが、一般の人々の間ではこの行列に中國風や南蛮風をまじえながら<異國的><異質的>なことをより强調し、自らの祭りをはるかに<民衆的><祝祭的>に<異化>しようとしたことが分かった。それが現代になって朝鮮通信使のイベント化問題は地域の文化事業と關連して、地域の文化遺跡地と關連した文化商品の開發や觀光開發を通じて地域の活性化や地方の開發化に利用されている。特に大都市より通信使が長期間に滯在していた對馬島・牛窓・室津のような地域にこのような現象は著しく、こうした地域に對するメデイアの好意的な報道も朝鮮通信使のイベント化を盛上げ地域の開發及び振興に共助している。 以上のように日本における朝鮮通信使の問題を現代のメデイアイベントという側面がら考察すると、これは韓日兩國民の民間交流がより深く活性化される触れ合いの場であり、東アジア全域の平和と安全を願う人々に示唆する点は多いと思う。