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本稿では、明治期から昭和初期にかけて刊行された6種の軍隊用語書を象に、これらの語が先行する一般書から受けた影響を考察した。考察の結果をまとめると、以下の通りである。 まず、先行一般書との一致語をみると、大きく③④⑥と①②⑤とに分けることができる。③④⑥との一致語が①②⑤との一致語より相的に多い方である。(略①~⑥, a~eについては注2を照) aが時の英和書に大きな影響をえたことはに明らかになっているが、本考察を通じて軍隊用語書にえた影響も大きかったことが分かる。 5種の先行一般書ともに③にえた影響が最も大きい。また、④⑥との一致語も大同じである。 ①は③④⑥に比べて相的に一般書からの影響が少ない方である。最初の英和軍隊用語書である①の場合、最初であるだけに先行する書からの影響が大きかっただろうと考えられる。しかしながら、本考察からみると、その影響はあまりにも少なく、後する軍隊用語書へえた影響は大きかったことが分かる。この点から考えると、①の軍隊用語書としての値は非常に高いものと評すべきである。